PowerControl Racing Edition for GR Yaris
発売延期のご案内からそろそろ2か月、なかなかタイミングが合わずテストができませんでしたが、本日予定が合いましたので早速装着テストを行ってまいりました~!今回もご協力いただいたのは「GR Garage さいたま中央」さんです。いつもありがとうございます!
今回のテストでは2種類のプログラムを用意しました。一つはDTE SYSTEMS社の方で開発したままの、ハイパワーを期待できるスタンダードプログラム。もう一つはピークパワーを抑え、マイルドな特性の「ノーマルエンジン対応用テスト用プログラム」です。
まずはチャッチャっと仮装着です。ディーラーさんの試乗車なので、今回も車両は全くのド・ノーマルです。比較的装着が簡単なエンジンなので、センサーの場所さえ分かっていれば5分もかからずに配線の仮固定まで完了です!本体ユニットは上部をタイラップで釣っただけですが、配線側も固定されているのでこの状態でも走行に支障はありません。(※もちろん実装着ではもっとしっかり固定してくださいね。。)
①まずは、マイルドな特性のノーマルエンジン対応プログラムをテストです。
装着してエンジンを始動。前回はこの段階で警告灯が点灯していましたが、今回は警告灯の点灯もなく一安心。まずは、普段からこの車にお乗りになっているメカニックさんに試乗を依頼しましたが、その第一声は「すごく乗りやすい!」でした。「PowerControlに比べ、綿密にコントロールされている感覚。ドカンと来るパワー感は無いけど、その分アクセルコントロールにも素直に追従する感じ。ベースエンジンの特性を大きく崩していない感じで、乗りやすく楽しい。」こんな感想をいただきました。普段ハイパワーM/T車に乗りなれていない私でも「すんげーパワーだけど、確かにスムースで乗りやすい。どこかにすっ飛んでっちゃうような怖さも感じない。」こんな感覚でした。
②次にDTEオリジナルプログラムもテストしてみました。
本来こちらはEVENTURI製インテークシステムの装着を前提に開発されていますが、はたしてノーマルエンジンへの装着ではどうでしょうか。こちらも今回は警告灯も点灯せずにエンジン始動。空ぶかしもOK。同じくメカニックさんに試乗していただきましたが、「こちらはかなりドッカン的なパワー感。PowerControl Xと近いイメージかな。その分高速域やサーキットなどでのフルブースト時にはオーバーシュートが起こりやすいかも?」との感想をいただきました。
今回は、とりあえず動作については「何とかなりそうだな」ってところまで確認できましたが、少し方向性も見えてまいりました。パワーを追求したオリジナルプログラムの他に、今回テストしたノーマルエンジン用プログラムをベースに「ノーマルの特性を大きく崩さずに、現在のプログラムよりも少しパワーアップするプログラム」が開発できれば、それはそれで方向性としてありかな~と。パワーだけ上がっても、コントロールしにくくなっちゃうとタイム出なかったりしますので。。
と、いうことで、まだ弊社では正式に発売開始をアナウンスしませんが、「ご理解いただいた上でお使いいただくなら大丈夫かな~」という段階には来ましたので、ご理解の上ご協力いただける人柱気質なオーナー様には販売を再開しようかな~と思っています。もちろん売りっぱなしはしませんよ。不具合発生時にはマッチングまでお手伝いをしますのでご安心下さい。
※お近くの弊社商品取扱店にてご注文いただくか、弊社オンラインショップをご利用下さい。
なお、今回はこちらの試乗車に装着したままにさせていただき、引き続きハイスピード&高負荷テストを続行していただけることになりました。また、ご興味がおありのオーナー様には本車両にて比較試乗もしていただけますので、詳しくはGR Garageさいたま中央店(ご担当:高木様)の方に直接お問い合わせ下さいますようお願いいたします。(担当者、車両不在の場合がございますので、事前に必ず試乗の可否をお問い合わせください。)
(uchida)